東

リトマスに関わっていただいて講師を何度かしていただきましたが、あれはお初の体験だったんですか。
それともご経験があったんですか。

なかむら

講師業はあります。パソコンの先生をやっていたので。ただその時は教科書があってそれを教えるだけですけど、自分で全部考えてそれを教えるっていうのは初めてでしたね。

東

そうなんですね。1回は「教室のおしごとパーフェクト講座」の仲間内でやっていただいて、一昨年は多摩信用金庫さんにお繋ぎして体験を語っていただきましたね。あれもすごく評判が良くて。また、ご自身でもリトマスで講座をやってくださいましたね。

なかむら

イメージマップのワークショップですね。元々教えたいと思って、そのためにブログ書いたりしていました。なかむら真朱はビジネスネームなんですけど、なかむら真朱モードになれば何でもできるって思っているんです。

東

なるほど。スライドも特徴があって、なかむらさんならではだし、先ほど言いましたように仕事にする前の、そもそもの話からしていただいたので、すごく皆さん共感されていましたよね。
これからも、リトマスの講座にご協力くださいね！

なかむら

はい、私もこれから何か始めたい方とお話ししたいです！

東

なかむらさんからリトマスを誰かにお勧めするとしたら、どんな人にお勧めしたいとおもわれますか？

なかむら

あの頃の私と同じでちょっと自信がないというか、これがまずビジネスになるか不安だけど広げたい気持ちがある人かなと思います。東さんのあたたかい言葉で背中を押してもらえるので。

東

ありがとうございます。あたたかいレスポンスがあるよって言った方が良いかもしれないね。言ったことなかったと思う。

なかむら

東さん、優しい、あたたかい。

東

そこを前面に出していこうかな。

なかむら

他の講座でビジネスコンサルタントみたいな方がいらっしゃって個別相談をしたら、おっしゃることがあまりにも正論で、確かに正しいんだけど、主婦だったり、子供がいたりすると、男性なら正論でも、ちょっと待ってっていうのがありました。

東さんは女性でもあり、母でもあるので良くわかってらっしゃると思います。

東

自分がそうだったからってことでしょうね。

なかむら

今っていろんな事情がある人がいるから、正論ぶつけられてもできないこともあると思うんです。できないイコールやっぱ私だめなんだみたいになっちゃうのが本当もったいないなって思います。

東さんは、そういう中でできることを一緒に探してくれたり、なんとかできないかねって考えてくださるのでうれしいです。

講座だけ、無料講座だけサクッと受けて終わっちゃうのはもったいないと思います。

東

リトマスの講座は学んだあと実践して欲しい、皆さんはそれができると思って教えているので、そこで止まっちゃうのがもったいないですね。

リトマスは個別に伴走しながらサポートできるサービスも用意しています。

東

なかむらさんの場合、起業後にリトマスのお仕事をしていただきましたね。コンセプトブックを作っていただいたのと、今私どもが使っている名刺のデザインをお願いしました。

クライアントとしてのリトマスもご経験済みなんですけども、それを通して何か学んだこととか、良かったことはありますか？

なかむら

何度もチャレンジさせてもらって、信用されているっていう気持ちがすごくうれしいですね。
個人で仕事するって先延ばしも今やらない言い訳も出来るけど、東さんからお声がけいただくと、できない人には頼まないとわかってるので、言われたからやれる、頑張ってみよう！と思えます。

東

そうですね。日本の女性は奥ゆかしいので、できないとおっしゃる方が多いですが、できない人にお願いはしてないです。
なかむらさんはデザインをこれからやってきたいとおっしゃったので、コンセプトブックを以前から作りたいなと思っていたのでお願いしました。あれは本当にお気に入りで、ほぼ配り終わっちゃったんです。

その時に見積りをこうやって出すんだよとか。このぐらいの仕事だといくらとっても良いんだよとか。印刷物を作る仕事だと見積りや発注書がいるので、作ってみてねとか。
そういうことをやったことがない方が多いんです。知り合いだけれどもきちんとやることが、その次に何かその方がお仕事を受けるときに、この人良くわかってる！となるので、というところも経験していただきたかったのです。
その後企業とやり取りを何回もされていますがリトマスの経験は役立ちましたか？

なかむら

仕事として成立させるにはボランティア価格では続けられないということは講座で重々わかっていたけれど、いざとなるとどうかなっていうところを実践でできたのはありがたいことでした。

東

それを聞いて良かったです。

なかむら

価値を付けてもらったような感じですよね。あなたにはこれだけの価値があるからそれ以下はちょっと違うよって。

東

そういうことも。良かったです。

なかむら

そこは実践でやっただけじゃなくて、プロとしてこの価格でやるべきということを教えてもらいました。東さんはいろいろ教えてくれて、その上でちゃんとお金を払ってくれました。そんな東さんの気持ちをありがたいと思うから、今後は雑に仕事を受けるわけにはいかないなと思っています。東さんのおかげで自信というか、自分の価値をちゃんと作ってもらった、判断の土台を作ってもらいました。

東

ありがとうございます。ここを巣立った方にお仕事をプロとして受けてもらいたい気持ちがあって、その練習台になるんだったらと思ってやってる部分もありました。それをわかってもらってうれしいです。
リトマスのスタッフにも、どこへ行ってもプロとして仕事を受けられるようになってほしいと思ってるんです。そのあたりが自分がなぜこの仕事をしてるかってところに繋がっています。
場所を貸したいとか、講師になりたいと思ってやっているよりは、女性の働き方を変えていきたいという思いがあってのことなので、そこをわかっていただいたのですごくうれしいです。ありがとうございます。

なかむら

場所を作ってもらった、基準を作ってもらえたのは本当にありがたいです。

東

今後こんなことしてみたいなと思っていることを最後に教えてください。

なかむら

多摩信用金庫さんの講座で講師をやらせていただいたとき、東さんに今後どうしていきたいか聞かれたんですよね。その時に現状維持って言った。そしたら東さんは現状維持はだめよって。

でも現状維持は消極的な意味ではなかったので、その意味をよく考えたんです。それで分かったのは、私は個人的に深く手帳術などをアドバイスするより、手帳を使って生活を良くできるよということを広めたい気持ちの方が大きいということ。
あと、書籍などのお手伝いをさせていただく中で、自分ひとりのSNSの発信より書籍など一般的な媒体の方が広がりがあることに気付いていました。そこで私は今後、企業とコラボしていきたいから、企業に見つけてもらえるわたしになろうと思ったんです。やることは変わらず発信をしていくということなんですけど。

現状維持じゃなくて、現状維持するにもどういう風に維持していくかってところまで考えさせられたりしました。機会がなければこういうことを深く考えることはないので、こうして考えるきっかけをいただけるのはありがたいです。

東

それは、良かった、ありがとうございます。実現するかしないかは別として、夢はありますか？

なかむら

横幅を広げたいっていうのはありますね。

東

著書を出されて一つ夢を実現されましたよね。
これからは時代が大きく変化するし、新しいメディアも出てきてますしね。先が見えづらい今、夢や目標を持つのはより大事なことだと思います。

なかむら

私服が好きなので、子供服のブランド作りたいとか、今の仕事と全然関係ないところですけど、それはずっと夢みたいな話で。手帳をみんなで書けるようなカフェが作りたいとか。

東

手帳カフェね。良いね。

なかむら

おにぎりと豚汁を出すカフェっていうのはずっと言っています。この時期厳しいですけど。

東

なかむらさんはSNSで手帳の写真を見せるパイオニア的存在ですよね。手帳系のSNSを見ると例えば企業でもなかむらさんのようなテイストの写真を出していて。なかむらさんについて行ってるなと感じます。
写真のテイストをそろえてこれがなかむら真朱さんの写真だとわかる、ブランディングをしっかりした上で発信されている。そういうところもきちんとやっていらっしゃるのを拝見していて、私はプロの姿勢をなかむらさんに感じています。そんななかむらさんのご活躍を本当に嬉しく思っています。
これからもなかむらさんの後に続く方々にまたご協力いただければと思っております。
どうもありがとうございました。